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忍たま&落乱中心に、二次元の腐った日記や駄文、駄絵を投下します(1年は組の保健委員総受け) 後ろにご注意ください!
プロフィール
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なるちょ
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1985/08/20
趣味:
☆つべ・HP巡り☆文・絵作成☆妄想
自己紹介:
漫画・ゲーム・声優大好き!
最近は忍たま&落乱にドップリハマってます(´q`)
とりあえず、なんでも邪な目で妄想します★
基本主人公受け大好物vv
(例外有り)
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[05/09 なるちょ]
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「善法寺先輩、これはどこでしたっけ?」
「ああ、それは一番右の上から二段目…って、そこは三段目…」
「え?」
「乱太郎危ない!」

ガラガラドシャーン!

「…す、すみませ〜ん」
「あはは。だ、大丈夫だよ」


*****


どーも、忍術学園1年は組の猪名寺乱太郎です。
今日は保健委員の当番で、善法寺先輩と一緒に薬やその他の道具の整理をしていたんですが、いつものようにぼくがドジってしまい、薬箪笥を倒してしまいました。

現在どのような状況かというと、倒れ掛かってきた薬箪笥からぼくを庇う様にして善法寺先輩が覆いかぶさって…それで…

「あ、あの……」
「………」
気のせいか、すごく近くにある善法寺先輩の顔がいつもと違うような。
「怒ってますか?」
「え、なんで?」
「だって、何も言ってくれないので」
少しバツが悪い顔でシュンとしていると、おでこに柔らかいものがあてられる。
それが善法寺先輩の唇だと気づくのにそう時間はかからなかった。

「はぇっ?! えっ、えっ?」
意識がハッキリしてくると、それはとても恥ずかしくて、ボッと火がついたように耳や首まで熱をもって赤く色づく。
「今の嫌だった?」
ちょっと寂しそうに笑う善法寺先輩。
ぼくは恥ずかしい気持ちを抑えて先ほどのことを思い出す。

嫌?

嫌だった?

「あの、すごく恥ずかしかったけど…」
「嫌ではない?」
無言でコクンと縦に首を振ると、すぐにギュッと力強く抱きしめられる。
痛いけど、暖かくて安心する。

暫くしてから、お互い体を離して箪笥の下から抜け出す。
ぼくは立ち上がってお礼を言おうと思ったが、それよりも早く先輩に抱き上げられる。
「うわっ」
「怪我はない?」
膝と背中に腕をまわされたまま、また近くから覗き込まれる。

優しくて綺麗な先輩の笑顔。
バカみたいにその笑顔に見惚れていると、先輩の顔がドンドン近づき、ついに先輩しか見えなくなると、唇が重なる。
「んん…」

最初は一瞬触れるだけ。
次は下唇を甘噛みされる。
いつの間にか自分からも唇を突き出して、甘えるようにせがむ。

「はふ…んっ、せんぱぁい…もっとぉ」
「ふふ。可愛い…もっともっと、ぼくだけに可愛い姿を見せて」
チュ、チュク、と合わさった唇の間から水音が響く。

恥ずかしいと思うよりも気持ち良さが上回り、先輩の首に腕をまわしてしがみつく。

「乱太郎、口を開けてごらん」
言われるまま、あーと声をもらして僅かに口を開くと深く接吻され、舌が滑り込み、歯列をなぞられるとそのまま更に奥に入り込み、ぼくの舌に絡みつく。
息苦しさから、しがみついた手に力を込めて皺になるくらい先輩の服を掴み、真っ赤になって固まってしまう。

「んっ、んっ…先輩…はぁ、あっ…善法寺先輩!」
「乱太郎、名前呼んで」
「ふえ?」
「先輩も良いんだけど、名前で呼んで欲しいな」
「い…伊作、さん…んっ…」
名前を呼ぶとすぐに、よくできました、と言われて軽く唇をあてられる。

「乱太郎、大好きだよ…」
接吻の合い間、何度も囁かれる。
「ぼ、くも…んっ、伊作さん好き…好きぃ」
涙声で伊作さんに応え、再び酸欠になるほど唇を奪われる。

あれからかなりの時間が過ぎたのにも気づかず、胡坐をかいた伊作さんの膝の上に座って手足を使ってしがみつき、広い胸に顔を埋める。
伊作さんは、ぼくのことを何度も可愛い可愛いと言いながら髪や背中を優しく撫でてくれる。
次第に気持ち良さと、初めてのことだらけに疲れが溢れ、うつらうつらと舟を漕ぎ始め、いつの間にか眠ってしまった。



まだ部屋の後片付けが済んでいないけれど、今は少しでも長くこうしていたい。

みんなに平等に優しい伊作さん。
そんな先輩が好きだけど、今だけは独り占めしたい。

今日だけは、我侭を許してください。



「ん…伊作、さん…す、き…」
眠りにつく中で、無意識に呟く。

「乱太郎…」
互いの体が夕日に染まる中、先輩は寝ているぼくに一番優しい接吻をした。

「みんなに優しくて、愛されている君を独り占めしたいなんて、贅沢すぎて今まで以上に不運に見舞われそうだけど…どんな目に遭おうとも、乱太郎が手に入るなら…」
自嘲的な笑みを浮かべると、伊作さんはそれ以上何も言わず、強くぼくを抱きしめてくれた。

ぼくたち同じことを思っていたんですね。
うっすらと残っていた意識が途切れ、幸せな気持ちのままその日は終わりを告げた。



きっと、明日は休みだけれど朝からグチャグチャにしてしまった医務室の整頓をしなければいけないだろう。

でもちっとも不運だなんて思わない。

だって、大好きな先輩と一緒だから。



*END*





読んでくださりありがとうございました。
初カプは大好きな伊乱です( *´艸`)
思ったよりも伊作先輩が黒い? もっと甘くしても良かったなぁ…なんて思ったり。
にしてもダラダラと長くなってしまったww
流れはちょっと無理やりだし(汗)
裏に突入しようか迷いましたが、初っ端なんでガ・マ・ンww

あ~。ようつべで伊乱の忍たMAD作りたい~(´д`)

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